
湧き水と愛情で米づくり
七ヶ宿源流米ネットワーク
八島 徹也さん
農業に取り組むきっかけ
スキー選手だった当時、役場の方から「夏は農業、冬はスキーができるよ!」と誘われて農業をはじめました。七ヶ宿は山を切り開いた場所に圃場がつくられているため、昼夜の温度差が大きく、おいしい米づくりに向いています。借りた圃場に、寒冷な気候に強い七ヶ宿源流米「たきたて」「やまのしずく」を中心に作付けし、湧き水で育てています。

仕事のやりがい
きれいな湧き水を圃場に引いています。水が流れ込む入口に炭を置いて浄化。出口にも炭を置いて浄化した水を川に返しています。その水は、7市10町の水源ともなる命の水、七ヶ宿ダムから供給されています。
水はやがて松島湾にたどり着き、おいしい牡蛎を生育する助けとなっています。その牡蛎殻を圃場に散布し栄養源とする、サイクル農業にも取り組んでいます。この方法で育てた稲は、実の張り、色、粘りが違い、口に入れたときに香り、噛むほどに甘みがあります。お客さまから「こんなにおいしいお米を食べたのは初めて!」と言われたときは正直、涙が出ました。
現在は源流米「やまのしずく」でつくった「米粉めん」も販売。米粉のオンリーワン商品を目指しています。
水はやがて松島湾にたどり着き、おいしい牡蛎を生育する助けとなっています。その牡蛎殻を圃場に散布し栄養源とする、サイクル農業にも取り組んでいます。この方法で育てた稲は、実の張り、色、粘りが違い、口に入れたときに香り、噛むほどに甘みがあります。お客さまから「こんなにおいしいお米を食べたのは初めて!」と言われたときは正直、涙が出ました。
現在は源流米「やまのしずく」でつくった「米粉めん」も販売。米粉のオンリーワン商品を目指しています。

移住を考えている方へ
七ヶ宿源流米ネットワークのメンバーは、ほとんどが圃場を借りています。作物をつくるのはもちろん、町の風景を守っていると誇りに思い、日々米づくりに取り組んでいます。七ヶ宿では町民みんなが知り合いみたいなもので、気づいたことを連絡してくれたり、教えてくれたり、宣伝して販売までつなげてくれます。町の方々には感謝してもしきれません。恩返しするためにも、担い手不足の問題がある農業を、私のような若い世代が盛り上げていきたいと考えています。興味のある方は、ぜひ飛び込んで来てください!
